運用約1ヶ月たったCX350ですが、気になる点も出てきました

ズームリングは電動式でレンズ径が67mmと細めなので、ワイド端からテレ端まで約200度近く回転させなくてはならないのでENG的なテレ端でピントを合わせてから引いてサイズを決めるのが素早く出来ないです。AC-160は約90度でした。レンズも24mmからの20倍で舞台収録系では少しヨリの短さが気になります。

HD収録では画質低下のないAiズームで32倍までいけますが光学ズームとの切り替わりがスムーズではないのでズームのワークはちょっと気を遣います。
手ぶれ補正は光学のみ、電子式とのハイブリット、がっちりブレを止める「固定」やパンやチルト時の補正をキャンセルできる「パンチルト」と種類が豊富ですが。メニューで切り替えで、ボタンに割り当てられるのは手ぶれ補正のオンオフだけなのでモードの切り替えもボタンに割り当て出来たら便利だと思いました。
色温度のバリアブルの段階が20ケルビンずつなので屋外から屋内へ移動する時はダイヤルをたくさん回さなくてはならないので不便です。このクラスのカメラならそこまで厳密なWB調整は必要ないので100か50ケルビンずつでも良いんじゃないかと思いました。
付属の充電器はACアダプターと充電器が別れていてカメラでAC電源を使うと充電できないです。

スペック的には他社の4Kハンドヘルドカメラより優れた点が多いので、使い勝手をファームで改善することができればDVX100の様なベストセラーになれるカメラだと思うので今後に期待です。