【動画制作】豊田市下山地区の伝統芸能「黒坂の祭り囃子(巴太鼓)」
豊田市下山地区の伝統芸能「黒坂の祭り囃子(巴太鼓)」の映像をドウガベースで制作させていただきました。
黒坂の祭り囃子(巴太鼓)とは?
江戸時代の末期(文政年間・1818~1830年)に黒坂村の農民が、隣村の和合村の神明社の祭礼に笛や太鼓の囃子で村人を先導した芸能です。南設楽方面(隣村・作手村)から習得したと伝えられており、第二次世界大戦末期まで神明社の祭り囃子として伝承されていました。豊田市無形民俗文化財に指定されており、令和6年4月24日(水)から香恋の館で特別展示が行われています。
映像による「伝統芸能の保存と継承」
豊田市の無形民俗文化財に指定されている「黒坂の祭り囃子(巴太鼓)」の紹介や演奏の記録をはじめ、

今まで紙の特殊な楽譜と口頭でしか伝承されていなかった「巴太鼓」を各楽器の手元と楽譜を観ながら練習しやすい映像を作る事で伝統芸能の保存と継承にもつながります。

少子高齢化で継承する人が減っている伝統芸能も、動画で学ぶ事が当たり前の若者向けに、動画を活用した新しい伝承の形も必要になってきていますね。
撮影の様子
撮影に向けて、「FX6、FS5、α7ⅳ、α6500」の4カメを色合わせ。



グレースケールとカラーチャート出して波形とベクトルスコープ見ながらピクチャープロファイルで設定しました。


伝統継承の為の資料的な記録撮影なので、固定カメラがメインでした。
「香恋の館郷土資料館」特設展示にて上映
豊田市公式Youtubeはダイジェスト版で、全編は「香恋の館」の伝統芸能の展示コーナーで、令和6年4月24日~令和7年3月末(予定)まで上映されるそうです。

日時 | 令和6年4月24日(水曜日)~令和7年3月末(予定) |
場所 | 香恋の館郷土資料館(羽布町鬼ノ平5) |
入場料 | 無料 |
展示物 | 記録映像(本編30分とダイジェスト版5分) 紹介ジオラマ(縦1.8m、横1.2m程度) 解説パネル(2枚) 演奏時に使用した衣装 |
【豊田市報道発表資料】下山地区の伝統芸能「黒坂の祭り囃子(巴太鼓)」の特設展示を行います
https://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/1058529/1058863.html